
先月、7月29日に第1期の募集は終わったが、2期の募集が8月31日より「中小企業越境ECマーケティング支援事業」が始まる。
この募集内容は中小機構から支援される、中小企業の越境ECサイト制作に係る補助金の支援に関する募集である。具体的には、環太平洋パートナーシップ協定(以下、「TPP」)交渉参加国を主な対象として、越境ECサイトを構築したいと考える事業者に向けての補助金である。
越境ECサイト構築ではコンテンツ制作は当然だが、翻訳やプロモーションなどの経費も必要だ。 今回のこの補助金は、それら全てを対象にしたものなので、海外に販路拡大したい、ECサイトで海外展開を行いたいという事業者にはオススメの補助金である。
2期募集の詳しい内容はまだ公開されていないが、1期の内容をもとに2期の内容を下記にまとめてみた。

中小企業越境ECマーケティング支援事業に係る補助金 第1期募集概要
助成金は申請した企業が受けるための資格を満たせば、ほぼ受けることは可能である。しかし、補助金の場合は助成金と違い、書類審査がある。
書類には補助金を使う事業の必要性をアピールする必要がある。書類内容で補助金が受けられるかどうかが決まるので、支援される事業に対して、補助金をどんな目的に使い、この事業が社会にどのように役立つのかを事業計画書としてまとめ、 アピールし、補助金を獲得しなければならない。
事業計画書を提出し、審査、交付され、支援を受けられるのが補助金であるため、越境EC構築で支援をお考えの事業主は今回の「中小企業越境ECマーケティング支援事業」の2期募集の公募が始まる前に、事業計画書などの書類の準備をする必要があるだろう。
越境ECを構築すれば、実店舗を海外に作らなくても、日本の高品質な製品や独自の文化を’少ないコストで海外展開することができる。それを、後押しをする補助金、助成金制度を活用し、海外にその販路を拡げていっていただきたい。
特に経済産業省はこれまで、越境ECを成功させるための市場調査やWebサイト翻訳の支援・助成金提供などを行ってきている。越境ECはまさに、日本経済を活性化させる切り札と言える。
越境ECサイトの構築や制作以外の集客などについてのご相談:Live Commerce お問合せ・サポート窓口
補助金ついてのご相談:
Live-Commerce 海外戦略コンサルティングチーム
[…] 前回のブログで紹介した中小企業の越境ECサイト制作に係る補助金制度(中小企業越境ECマーケティング支援事業に係る補助金 第2期募集)に関する説明会が、東京では会場はTKP東京駅八重洲カンファレンスセンターにて、平成28年9月6日(火曜)14:00~16:00に行われる。日時を変え、各地で開催される。 […]
[…] 前回、当方のブログでも紹介した、「中小企業越境ECマーケティング支援事業に係る補助金」(第2期)の採用事業者130社が決定した。 事業者はアパレル、雑貨、食品、酒造、美容などのメーカーのECサイト運営会社である。 第1回目の採用事業者が23社、今回、2回目の公募では130社の採用と合計153社が採用事業者となった。この事業はTPP参加国を対象とした、越境EC構築を支援する内容なので、TPP発効がトランプ氏の発言で不透明な状況ではあるが、もし、TPP発効されなくても、こちらは実施の取りやめなどないように願いたい。 […]